ブラッククローバー【破壊と創造の魔導師】

□壱提唱☆始まりの不協和音
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……今日は入団試験の日だ。


数え間違えていなければ、きっと…あの二人が参加してくる。





ユリウス「…?
どうしたの?いつになく真面目な顔して…」



現・魔法帝、ユリウス様が紅茶を飲みながらこちらに目を向ける。

試験前に少しだけ、話しておきたいことがあったから来たのだけれど…。





『…今日から、少し国が騒がしくなりそうですよ…魔法帝』



窓の外に目を向け、ユリウス様には一瞥もくれずに言葉を紡ぐと、「そうかい」と小さな声が聞こえた。





ユリウス「君には昔から、特殊な能力があったからね…。君が言うなら、本当にそうなるんだろうね…」





特殊……特殊かぁ…。






今だ聞きなれない単語を聞き流しながら、私は一言『それでは試験会場に行って参ります』と声をかけて、部屋を出た。









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