OverLoad【四人の悪魔姫】
□第2話 異世界と仲間
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「?!
アミーさん!マイさん!」
突然のことにローチが驚く。
ソレは私も同じ意見だった。
どうして二人がここにいる…?
あの時、大聖堂には私とローチだけだったはず…。
マイ「アミーさんと素材集めのクエストやってたらいきなり…」
アミー「今しがたマイさんが作ったアキューとすれ違ったんですけど、命令もないのに動いてて…」
…あー、見られたか。
『…二人とも、よく聞いてくださいね。
……異世界に飛ばされた…としたら、この状況は説明がつくと思います。
信じますか?』
私が、なるべく優しく、単刀直入に言うと
二人は目を見張らんばかりに開いて、「え?!」と大きな声を出した。
アミー「…ま、またまた〜。レティさん嘘が上手…」
「…本当のことですよ?」
ローチも口を挟むと、二人はとたんに静かになってしまった。
『……ともかく、四人だけで話していても仕方ないでしょう。
NPCたちに声を掛け合って、ひとまずここがどこなのか調べてもらう必要があります。
ローチさん、私は守護者統括のエドワードに守護者召集の"メッセージ/言伝"を飛ばしますので、貴女はアキューにお願いします』
「わかりました。
アミーさんとマイさんは、とりあえずここで待機していてください。
状況がわかり次第、ゆっくりお話しします」
そう伝えると、二人は先程より落ち着いたのかゆっくりとうなずいた。
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