アルスラーン戦記【転生の花嫁姫】
□第 肆 撃☆カ ー ラ ー ン
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翌朝。
アルスラーンはすぐ出立することを皆に伝えた。
おそらく、ナルサスの悪知恵を真面目に受け取ったからだろう。
『…ナルサス。アルスラーンは純粋だ。あまり嫌なことで刺激させないでほしい』
ナルサス「それでは、王たるものの素質を見分けられなくなるのでな…」
『それでもだ。お前の発破のかけ方は恐ろしい…』
アルスラーン「リリー、馬たちの様子を見てくれ。すぐにでも出立したい」
『分かった。アルス、ジーク、手伝ってくれ』
私はアルスとジークに声をかけ、馬のもとに足を向けた。
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