アルスラーン戦記【転生の花嫁姫】
□第 漆 撃☆恋 愛指 導
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あの後もう一度ザンデとラステルの襲撃があったが、今度はダリューンの豪腕に押し負けて、ザンデが坂道を転がり落ちていった。
『……アイツに付き合ってて疲れないのか?ラステル💧』
「いいえ♪
あの方のああいう所に惹かれたのです」
そして失礼しますの声とともに、ラステルは部下と共にザンデ救出のため、坂道を下っていった。
『……我が妹ながら、変わった奴だ』
ダリューン「しかし、奴の言っていた事が気にかかりますね。"正当の王位"……とは、どういう意味でしょう…?」
マヌーチュルフ「カーラーン。何か聞いてはおらんのか?」
カーラーン「…………」
カーラーンはヒルメスに聞いた内容しか知らないため、話しても良いものかどうか迷っているようだ。
『……その事はペシャワールに着いてから話そう。今は進むしかあるまい』
タミューン「……そうですね。行きましょう」
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