桜の町の女神さま

□壱話⌚桜野平原
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『よし、今日のお仕事終わり!!
母様、遊びにいってきます!』



母「はいはい、気を付けてねw
梅、着いていってあげてください」


梅「わかりました!♪
お嬢!待ってください〜!!💦」




「母上、私も行っても良いですか?」



母「良いわよ。桃の言うこと、よく聞いてねw」



「はい♪(*´ω`*)
桃、行きましょう!♪」



桃「畏まりました、お嬢様♪(*´ω`*)」









あれから三年が過ぎた。





ヤマオカミ……いや、母に聞いたところによると、俺と心桜は妖怪…なんだそうだ。




だからこそ、たった三年で元の世界での姿とあまり変わらない姿に成長した。



ただ、ちょっと変わっているのは……
髪型と髪と眼の色くらい……。





そして、母があの日から日に日に弱っていくのが分かっていた。



梅や桃、他に母の……現代で言うところの女執事の、フゥミンによれば……


元来母は体が弱く、私たち双子を生むので精一杯で……とのことらしい。



今はまだ、婚姻の際に父から譲り受けた妖力で何とか凌いでいるが……そう遠くない未来……母は桜の木になってしまうと言う……。





一度、母に《父はどんな人だったのか》と聞いたことがある。


だが、一向に教えてくれず、ただ「出ていった」としか聞かされていない。



……その言葉から、本当に父が居るのかどうか、怪しいところではあるが……。









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