二金 三紫
□郡家の町
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「三蔵!お前はっ…!!
あんな思いっきりアクセル吹かさんでもエエやろっ!?」
『手前等がギャーギャーうるせえからだろうが…。
だが感謝しろ。俺がアクセル踏んでなかったら、今頃はまだ砂丘だ』
「それとこれとは話が違うやろっ!?」
「まぁまぁ、悟浄。三蔵の言う通り、あのままだったら僕たちまだ砂丘だったんですから…。
今日は大目に見ましょうよ…」
「サンゾーッ!!メシーッ!!!」
『だっから…騒がねぇで食堂に行くことすら出来ねぇのか、手前はっ!!』
【スパーンッ!!!!】
「いって―――――――っ!!!!!!!」
「だって…ペットがあんな調子ですから…。
三蔵なりに、悟空を心配しての行動だったんですよ…」
「…だよな。
飼い主サマも、苦労してんやね…」
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