長編

□BRAVE10夢小説
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『佐助っ!』

どうも、沙耶です

あの真田家の幸村様に仕えているのですが、どうやら敷地内に侵入者が現れたみたいなのです

そして私は今すでに向かったであろう、忍頭の猿飛佐助のもとに向かってる次第です



ザンッ
で、着いたはいいのですが…
何故黒い人と佐助は水色の髪の女の子を放置して戦っているのでしょうか…

女の子を無下にしてはいけませんよ?
いつの時代も紳士足るもの女子に優しく…なんてことは今語るべきではなく

この現状をどうするか、ですよね…

少なくとも女の子はものすごく止めて欲しそうですよ、戦いを

───だが、貴様負ける───

───くっ、しびれ薬か───

───弱いな!!───

…油断はダメですよ佐助
黒い人は変わり身の術で佐助の攻撃を避けた

あの素早い佐助相手にここまでやるとは…
なかなかの手練れですね…!

そしてお互いが互いを認めあったそのとき

いい加減にしてくんない!!?
アタシ真田幸村って人に会いに来たんだけど!!!

どうやら水色の髪の女の子の我慢の限界がきたようです

いつまでも傍観しているだけでは駄目でしょうね…

シュタッ

『こんにちは、お嬢さん。一体どういうようで上田に?』

「え!?お姉さんいつの間に!?あ、アタシは真田幸村って人に会わなきゃいけなくて出雲からきたの!」


まさか出雲からとは…
ここから結構距離があるのに…
服はボロボロだし相当大変だったでしょうね

『そうなのですか…どうやら込み入った事情もありそうですし幸村様のところに案内しますね。そこの黒い護衛のかたも着いてきてください』

「沙耶!」

『佐助は先に幸村様に伝えにいってくれませんか?』

「…諾」
ヒュッ

相変わらず佐助は速いですねー

それから私たちは森の中を出来るだけ最短ルートで抜けるようにして上田城に着きました




お城の中は女中さんに任せてしまいましたが…笑
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