岩鳶高校文芸部 文芸集No.1
□はるちゃんの幼児化
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ハルちゃんの幼児化(5)
まこちゃんのお世話(17)
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「ハルちゃん待ってよーー!!」
ただいまハルちゃんのお世話中です。
ハルちゃんは俺が12歳の時に近所の七瀬さん家で生まれた極めて自由な男の子。
泳ぐことが大好きなハルちゃんは昔俺が通っていたスイミングクラブに通っている。というかハルちゃんに競泳の存在を教えてしまったのは俺だけど。
そんなハルは生まれつきなのかなんなのか水が大好きである。
今日もハルちゃんのお母さんに世話を頼まれているけど俺が来たとたん目をキラキラさせて「まこちゃん、およごう」なんて言ってきた。
「そうだね」と微笑むんだ俺をサラっと無視してさっさと玄関を出て行ってしまう。まだ準備してないんじゃないか・・。
「ハルちゃん水着は?!?!?」
「もうきてる」
その場で脱ごうとしたハルちゃんを阻止して俺も自分の家から水着を取りに行こうとする。しかしハルちゃんが走っていこうとするから仕方なくハルちゃんを抱きかかえたまま家に帰る。
「まこちゃんまだー?まこちゃんー」
俺の腕の中でジタバタするハルちゃんははっきり言って・・・天使だ。
「まこちゃんおろしてー」
と言ってあまりにもバタバタするもんだから渋々床におろす。
「じっとしててね!!絶対!!」
そういうとハルちゃんは頬をぷくぅとさせてじっと待っている。あぁ、可愛いんだからまったく・・・。
「まこー。まぁだー?」
そろそろハルちゃん待てなくなってる・・・。
「ハルちゃんがちゅーしてくれたら早くするよ」
なんてわざとらしく言うとそれを素直に鵜呑みにしたらしく頬にちゅっとしてきた。
「・・・」
「たりないならもっとやる」
火をつけてしまったらしく顔中に可愛いキスを落としていく。ハルちゃん恥ずかしくないのか・・っ!!!
「ごめんハルちゃん!!早く準備するから!!!」
我慢できなくなったのは俺のほうだけど。
...end
終止がつかなくなってしまったから強制終了。