レモン茶葉夢畑

□新人と先輩の話
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ズササササ!!!

「だっ....大丈夫ですか!?咲花さん!」
鬼鮫が駆けつけた先には大量の書物に押しつぶされた暁新メンバーの咲花の姿があった。
「うぅ、すみませぇん........」
咲花は暁の任務についての報告書の整理をしていたのだが高く積み上げられていた書物に足を引っ掛けてしまいすべての書物が降りかかってきたらしい。
鬼鮫が1つ1つ書物をどかしていると
「騒がしいぞ、鬼鮫........咲花。」
鬼鮫のパートナー、イタチがやってきた。
「!イタチさん!」
「うぅ、イタチ先輩....すみません....」
イタチはため息をついた。
「まったく、咲花、お前は仮にも暁メンバーだ。少しはその自覚を持ってしっかりしたらどうなんだ?」
「はい。すみません....」
やっと書物から抜け出すことが出来た咲花はしょんぼりしていた。
「さてと、咲花さんも助かったことですし....。」
と言って鬼鮫は辺りを見回した。
あたりには散らばった書物がたくさん....
「片付けをしましょうか、」
「すみません、後は自分でやりま「いや、俺が手伝おう。」
そう言って咲花の言葉を遮ったのはイタチだった。
「え!?だ、駄目ですよ!イタチ先輩、お忙しいでしょうし....」
「構わない。お前に頼るといつ終わるかわからないからな。
「うぅ。」
「あぁ、では、私も....」
鬼鮫がそう言いかけるとまたイタチが遮った。
「鬼鮫、お前はいい。俺と咲花だけでやる。お前は夕食を作っていろ。」
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