book.

□可愛い系男子に注意
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「ハルちゃんって、抜いた事あるの?」

ぶっ、と茶を吹き出したのは渚と同じ水泳部である、怜、真琴である。
遙は至って冷静に「…興味ない」と一言で渚の質問を蹴ってしまう。

放課後、部活が終わり各々帰路へ着くというのに渚は遙から離れる事は無い。鯖をご馳走して貰うとの名目で家に上がらせて貰った。

「…ここに置いとく。」
冷ややかにそう言い残して遙は風呂場へと歩を向ける。そこを狙っていたとばかりに渚は笑みを浮かべたまま遙の後を追った。

衣服を脱ごうとしていた遙は渚の視線を感じては「何だ」と返す。

渚はそそくさと遙の前方へ移動すれば水着の上から遙自身を握る。

「あッ…な、んだ」

一瞬声を上げたのを確認すれば意地悪い笑みを浮かべて

「ハルちゃん、感じちゃった?」

とそのまま手に力を込めて握る。

「やッ…は、なせッん」

「素直じゃないよ、ハルちゃん。でもここは素直だね、…水着の上からなのにもう濡れてる、淫乱だね。」

ね?ハルちゃん、とニコニコとした笑みを張り付けながら遙の水着を下ろして扱き始める。

「あッや、なぎッ…やめッ、ああッッ!」

「興味無い、なんて嘘だよね!こんなに出ちゃったよ?ほら、」

と遙のモノでベタベタになった両手を見せつける。遙は気まずそうに顔を背けると「……うるさい」と上がる息を整えて静かな口調を心掛けて言った。

そんな態度の遙をにこり、と微笑みながら渚は「じゃあ、これはどう?」と遙の返答を待つ事無く、遙自身をぎゅう、と強く握った。

「あッ…だ、だめッ………」

頬を紅く染め、瞳が潤む遙は妖艶で渚はゴクリ、と唾を飲んだ。

「やッ…水着が、汚れッ…るッ!!」

遙は力で渚を押し返そうとするものの握られ、力が出ない。
渚の中心に熱が集まり、勃起しているのが分かった。

「ハルちゃん……僕、限界。」
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