book.
□可愛い系男子に注意
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渚がそう呟くと共に何かを言おうとしていた遙の口を閉ざすようにキスをした。渚は舌を遙の舌と絡めようとしていたが、それを遙が反抗するとばかりに唇を閉ざす。
渚は予想していたのか、遙の水着の中に手を入れて、自身を優しく撫でた。
ビクッ、と肩を震わせ力が抜けたほんの一瞬、唇の間を分けて入り歯列をなぞったり、唇のまわりを渚のそれで舐め回したりをした後、逃げる遙の舌を捉えて無理矢理絡めたり、吸い取ったりした。
「んっ…ふぅぅっん」
そんな初めてのキスに惚けたような顔をして唾液を口の端から流す遙に益々誘われ渚は遙をその場に押し倒した。
まさか、自分よりも小さい渚に押し倒されるなど思っていなかった遙は驚きで目を見開く。
そんな様子など気にせず、遙の胸の突起を指でいじる。
「んぁッ…なぎ、さぁッやめ、あ」
「ハルちゃん…上だけでも感じるんだね」
「知らないッ……」
ふいっ、と顔を逸らし羞恥に耐えている様子を暫く眺めた後、渚は遙の水着を脱がせた。その突然の事に遙は驚き、逃げようとする。それを許さないとばかりに渚は遙の腰を掴んで
「逃げる子にはお仕置きが必要だね…?淫乱なハルちゃん。…慣れさせないといけないけど、いっか。これはお仕置きだよ」
と言うと慣れていない遙の中へと渚の自身が宛てられる。
「いや…だめだ、なぎッ…」
「遅いよっ」
「あああああッ!!!」
「く、やっぱり…キツいかな………」
ギチギチ、と苦しそうな音を立て遙の中に入ってくる猛った渚自身。感じた事もない異物感に翻弄されながら、ただ喘ぐ事しか出来ず、それを気持ち良さそうに眺める渚。律動を激しくして、遙の中のある一点を突いた時、体を弓並みに逸らして苦しげに息を吐く。
「ハルちゃんのイイトコ見つけたー」
嬉しそうにその一点を激しく突き上げ、その刺激に遙は理性を手放しそうになった。
しかし、それを許す筈も無く「ちゃんと最後まで付き合ってね」と渚は告げる。
「いやッ…も、イくッ!イかせ……っ」
「仕方無いな…僕もイきそう。」
そう答えると遙の最奥を一気に突いて中に渚の欲望を吐き出した。
そのまま、遙は理性を手放した。
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「ん…」
遙が目覚めると、自室のベットの上だった。
「夢か…」
起きようと身を起こした時、鈍い腰の痛みを感じた。
「……渚」
___遙は数日渚と口を聞か無かったとか。
Fin.