リヴァイ班突撃!!
□冬の朝
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普段よりもずいぶん早くに目が覚めてしまった。
「え…午前三時…?まじで?」
まだどう考えても起きるには早い。
二度寝しようと毛布を頭の上まで引っ張り上げて、目を閉じた。
「…寝れねぇ。」
すでに目が冴えてしまって眠りに戻れる気配が一向になかった。
「…。」
諦めてベッドから身を起こす。
完全に身体が起きると急に寒くなってきた。
「うー…さびーよ!コーヒーでも飲もうかな…。」
もそもそとベッドから降りて食堂に向かう。
「さぶい。まじでさぶい!」
食堂にやっとたどり着いて扉に手を掛けた時、扉の隙間から光が漏れているのに気づいた。
「(誰か起きてんのか?こんな時間に?)」
不思議に思いながらも扉を開けると、甘くて暖かい匂いに包まれた。
「え?エレン?!おはよ!」
そこにはペトラが片手に小説、もう一方にマグカップを持って座っていた。
「ペトラさん?!こんな時間にどうして起きてるんですか?!」
「ちょっと前に、目が覚めちゃったんだよねー(笑)エレンは?」
「自分もです!目が覚めて、寒くなったんでコーヒーでも飲もうと思って。」
エレンもかー!とペトラは笑うと両手の物を机に置いて立ち上がった。
「ハイセ・ショコラーデ(ココア)作ったんだけど、飲む?(笑)」
「良いんですか?!是非!」