短編

□愛しているから
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しばらく甘い余韻に浸った後、今度はちゃんとベッドに移動して、二人で抱き合いながら話した。

エッチも大好きだけど、実はこの終わった後のピロートークも好きだったりする。
改めて愛されてるのが実感できる気がして・・・なんかおいららしくねぇよな。
でも多分、こういう甘い空気も嫌じゃないのは、おいらが潤を相当愛しちゃってるって事なんだよねぇ。

「今日すごい積極的だったね・・・溜まってたの?」
「久しぶりの潤の家だし、おまえの顔みたらシたくなっちゃって・・・おいらに付き合ってくれてありがと」
「ううん、俺も智不足で辛かったから・・・智が誘ってくれたの初めてだったし、俺ばっかり好きな訳じゃないって実感できて良かった」
「ふふっ・・・なんだよぉ。おいらだってちゃんと潤の事愛してるんだからな!」
どんどん恥ずかしい事言っちゃう・・・。潤の優しい目に見つめられると自分の気持ちが溢れだしちゃうんだ
「そっか・・・ありがとう。俺幸せ者だな、こんなかわいい人に愛されてて」
「可愛くなんかないよぉ・・・でも潤は幸せ者だぞ?おいらがこんなに人を好きになったのは潤が初めてなんだから」
「分かってるよ。でも俺と同じくらい智も愛されてるって事、忘れないでね?」
「んふふっ・・・絶対忘れないよ。
潤、明日も早いしそろそろ寝よっか」
「うん・・・そうだね。おやすみ」

おいらは暖かい潤の腕の中で思った。どうかこの幸せが、ずっと、ずっと続きますように。
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