あの日の空
□過去
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「みんなおはよ」
みんなからおはよっという声が返ってきた。
やっぱりこのクラスいい人ばっかり。っと、思っていると、蛍ちゃんがいきなり話しかけてきた。
「ねぇ、あなた昔なんかあったの?」
私はえっと思い蛍ちゃんの方を見た。
「い、いきなりどうしたの?」
私がそう聞くと、蛍ちゃんは私の顔をじっと見た。
「あなたの笑顔嘘っぽいから。」
「え?何でそう思うの?」
「何となくよ。なにもないならいい
わ。」
蛍ちゃんはそう言って自分の席に戻ってしまった。
あの子なら信じてもいいのかな?私はそう思い、自分の席に戻った。
そして、放課後になった。
「ねぇ、蛍ちゃん。やっぱり話すよ。」
蛍ちゃんにそう言うと、蛍ちゃんは席を立って、私の方へ来た。
「いきなりどうしたの?」
「何となくよ。」