あの日の空
□学校
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教室に着いた。
「私も一緒に入った方がいいですか?」
ナル先生はちょっと迷っていたが、「外で待っといて」と言って教室に入っていった。
10分ぐらい待っていると、ナル先生に「入ってきていいよ」と言われたので入った。入ってすぐに自己紹介をした。
「あの、広島から転校してきた、不知火
七奈美です。」
自己紹介し終わると今まで静かだった人たちが「かわいいー」と言い出した。
このクラスもっと賑やかななクラスなんだと思っていると、一人の金髪の子と目が合った。
金髪の子はすぐに目をそらしてしまった。
「じゃあ、七奈美ちゃんの席はみかんち
ゃんの横ね。」
「あの、みかんちゃんって誰ですか?」
「あ、えっと、「みかんはうちのことや
で」
女の子が口ずさんできた。あ、あの子かーと思いながら私はその子の横に座った。
「よろしくね。私のことは七奈美でいい
よー♪」
「じゃあ、うちのことはみかんでええ
で」
みかんはそう言うとニコっと笑った。この顔、ゆかちゃんソックリ。そう思っていると、1時間目のチャイムが鳴った。
それから、1時間目は終了し私は思った通り質問責めになった。まあ、質問責めとか転校生につきものだよねwwと思いながら答えていた。私が質問に答えていると一人の女の子が割り込んで入ってきた。
「あなた、転校生だからって調子のらな
いでくれる?」
いきなりそんなことを言われた私はもちろん腹がたっていた。