あの日の空

□学校
2ページ/4ページ

教室に着いた。

「私も一緒に入った方がいいですか?」

ナル先生はちょっと迷っていたが、「外で待っといて」と言って教室に入っていった。
10分ぐらい待っていると、ナル先生に「入ってきていいよ」と言われたので入った。入ってすぐに自己紹介をした。

「あの、広島から転校してきた、不知火
七奈美です。」


自己紹介し終わると今まで静かだった人たちが「かわいいー」と言い出した。

このクラスもっと賑やかななクラスなんだと思っていると、一人の金髪の子と目が合った。
金髪の子はすぐに目をそらしてしまった。

「じゃあ、七奈美ちゃんの席はみかんち
ゃんの横ね。」

「あの、みかんちゃんって誰ですか?」

「あ、えっと、「みかんはうちのことや
で」

女の子が口ずさんできた。あ、あの子かーと思いながら私はその子の横に座った。

「よろしくね。私のことは七奈美でいい
よー♪」

「じゃあ、うちのことはみかんでええ
で」

みかんはそう言うとニコっと笑った。この顔、ゆかちゃんソックリ。そう思っていると、1時間目のチャイムが鳴った。
それから、1時間目は終了し私は思った通り質問責めになった。まあ、質問責めとか転校生につきものだよねwwと思いながら答えていた。私が質問に答えていると一人の女の子が割り込んで入ってきた。

「あなた、転校生だからって調子のらな
いでくれる?」

いきなりそんなことを言われた私はもちろん腹がたっていた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ