if〜パラレル〜小説

□彼のプライド
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「今日の紅茶はアッサムなんだ?」


「まあ!よくおわかりになりましたわね?
 キラ」


「そりゃあ…紅茶が大の付くほど好きなラクスと一緒にいればね〜」


キラはそう言ってカップの紅茶を飲みながら、ラクスが作ったであろうクッキーを頬張っていく。

頬張っていくばかりで口の中のクッキーを飲み込んでいないのだろうか?
キラの頬は大きくなっていくばかりだ。

ラクスはハムスターみたいですわね〜と思いながらそんなキラを面白おかしく見ていた。




そして今日も穏やかな一日でした…と日記を付けているのであれば、この文で終わるであろうこの日。

それが少し変わったのはラクスのこんな一言。




「そういえば、キラはコーヒーが飲めるのですね〜」






キラは思わず飲んでいた紅茶を噴き出しそうになった。

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