if〜パラレル〜小説
□彼のプライド
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「まあ!大丈夫ですか?キラ」
「…ケホッ……ゴホコホッ……ふー…………ラクス…?」
キラは涙目になりながらも息を整えてラクスを見る。
ラクスは はい?と不思議そうな顔をしながらキラを見た。
「……どうしてそんな事言うの?」
「え?だってキラはコーヒーがお嫌いなのでしょう?」
「……ソレ、誰情報?」
キラは まぁそんな事言いそうなのは1人くらいしかいないな…と親友の彼を思い浮かべる。
ラクスはキラのその思考に反することなく「アスランですわ?」と答えた。
やっぱり…と思いつつ「ソレは子供の頃の事だよ?」とキラがラクスに言えば、ラクスは首を横に振り否定しこう言った。
「2週間程前に遊びに来てくださった時に、先の大戦の時のキラのお飲み物の事をお伺いしました」
2週間前はちょうどカガリが休みが取れたからと、アスランの運転で遊びに来た日だ。
あの日かよ…
キラは片手を額に当てうなだれる。
そして
アスランめ…ラクスに余計な事言いやがって…
とアスランに悪態をついていた。
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