妄想〜パロディ〜小説
□人気の秘密
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「キラせんせ〜!」
「久しぶりサルム君、元気?なわけないか」
「元気だよ!」
「でもここに来たのは風邪引いたからでしょう?」
「まあね〜」
彼は医者、子供は患者…
なのに何故こんなにもフレンドリーなのか…
それは彼が子供に人気があるから
『人気の秘密』
「こんにちはキラ先生」
「こんにちはお母さん、今日サルム君がこちらに来たのは?」
「ええ、昨晩から熱が下がらなくて……」
子供の母が話す内容を簡単にまとめ、そうですか〜と笑顔を振り撒く彼
彼は私より年上のはずなのに、どこか子供っぽい
それは彼が年に似合わず女顔だとか、声が従来の男性より少し高いとか、あと……
「それよりキラせんせ!昨日のニンジャー見た?!」
「もちろん!僕も一度でいいから炎蛇の術か、空鷹の術使いたいよ!」
「俺は木の葉隠れか瞬歩の術使いたい!」
あと…子供向けのテレビ番組を見ている事、だろう
だが、このまま子供と話をさせることは出来ない
この後にもまだたくさんの患者が待っているのだから…
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