BOOK・・

□スタンばっていました。
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みんながワイワイとお登勢の店で騒いでいる中、路地裏で1人と1人??が座りこんでいた。

『なぁ、エリザベスよ。いつ出てくればいいのだ。』
そう、そこにいるのはエリザベスとヅラだ。
『ヅラではない、桂だ。』
そうそう、桂だ。

2人??はなぜか、路地裏でスタンばっていたのだ。
スタンばっても、誰もこない。変装してお登勢の店に入ればいいものの、新撰組がいるため中には入れなかったのだ。
『リーダーがもしかしたら、呼んでくれるだろう。』と座り続けていたのだった。

しばらくして、銀時が去るのを見つけて、声をかけようとしたが、せっかくの誕生日だったのでおどかしてやろう。と考えまたスタンばっていた。
するとお登勢の店からぞろぞろと人が出ていく。

『おいっ。チャイナ。俺の選曲を奪いやがって今に見てろ。すまいるで大声で歌ってやりますゼィ。』

『私はその倍大声で歌ってやるネ。ドSの耳元で歌ってやるか??』と沖田と神楽は睨みあっている。

『お妙さんの歌聞きたいなぁ〜。』とキラキラ目を輝かしている近藤に対して『おいゴリラ。てめぇには聞かせねぇよ。トリコのゼブラみたいに、死音でも聞かせてやろう
か。』と近藤の首を締め上げている。

『いやー!!なんで銀さんいなくなったの??これって焦らしプレイ!!?今は会えなくして、お前と2人で後で合流的な!!?夜の町にランデブー的な!!?いいじゃない!!じゃあ、すまいるで待っているわ。』と鼻息を荒くしているさっちゃんも通りすぎていく。

『たくさんの人が、通っていくなぁ。なぁ、エリザベスよ・・。』と隣を見ると、エリザベスがいない。すまいるに向かう人混みの中に混じって去っていったのだ。

『エリザベスー!!!』

行くタイミングを逃した桂は1人ぽつんとただずんで居た。
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