BOOK・・

□スタンばっていました。
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少し時間がたったのか、お登勢の店で銀時の声がする・・。そして引き戸を開け、階段を上がる音がする。

ーーーもしや、銀時帰ってきたのか??
そう思った桂は、気づかれない様にそうっと階段を入り玄関を通り、リーダー(神楽)の寝室となる押し入れに身を潜めた。

すると女の声がするのだ。
ーーーさっちゃん殿ではないな。では、誰だ。と耳を潜めていると・・。
『銀時・・。ぬしの祝いを1番な言わなくてすまぬな。本当は、1番に祝いたかったんじゃが・・。』
ーーーこの口調は、月詠殿ではないか!!?なぜ、1人で月詠殿が・・??
??マークをたくさんつけながら考えこんでいると、月詠の声が消え、部屋は静まりかえる。
それから、すぐさま引き戸を開く音がして『つ、月詠っ。』という声がした。
ーーー銀時帰ってきたのだな。じゃあそろそろ私も・・。と押し入れの引き戸を開けようとすると、何やら2人が話しあっていて、月詠が居間から出て台所に入っていったのであった。
ーーーまたタイミングを見逃したか。とのほほんと考えていると

話し声がまた始まりバタバタとしている。そしてバタバタとしているのだ。
ーーー何やらまたバタバタとして、静かになっているではな
いか。よぉし!!桂行きまーす!!と出ようとすると・・こっちにバタバタと歩く音が聞こえてくる。少し引き戸を開け覗いてみれば、いつもとは違う月詠が銀時にお姫様だっこされているのだ。

『銀時っ。何をするんじゃ!!?』

『いいじゃん。俺のために着替えてくれたメイド服汚れたんだから、銀さんが綺麗に洗ってやるよ。』

『だからって・・わっちが1人で出来るからぬしはしなくてもよい!!』

『メイドの世話は、ご主人様がするものだよ。しかも!!メイドは、ご主人様ねゆう通りにするものですよ。ねぇツッキー☆』と桂が聞くと恥ずかしいものである。
しかも、月詠も反抗するではなく小さな声ではあったが、『・・好きにしなんしっ。』と言う有様。

お風呂を足で開けた銀時は『じゃあ、隅々までおいしくいただきますよ。』と月詠の耳元で囁いている。

ーーーまさかこの2人出来てたのー??!しかし!!サムライである奴が、こんなふしだらな事を・・。と頭がパーンとし、ワナワナと何かが溢れていく。


そして桂は、何かを決意し・・




『こんな不浄行為お母さん許しませーん!!』と銀時にドロップキックをお見舞いしたのだ。
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