BOOK・・

□誰でも寝顔は可愛い。
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ーーーーおいっ。この向きはやべぇんじゃないか??
いやね。銀さんも男だよ。
銀さんのアナログスティックも反応しちゃいますよ。
おい、頼むから・・誰か助けてくれぇぇぇぇ。



ーーーーーーーー
『なんだって??吉原で宴会だと??』

『そうなのよ。銀さんのおかげで、月詠が地上にでも友達っていうものが出来たじゃない??それでその人達を、この吉原に招待しようと思っているのさ。ちなみに、もう手配はすんでいるよ。』
ニコニコ笑う日輪に対し、銀時は団子を頬張りながら不安な顔で日輪を見る。

『おいっ。月詠は飲ますとかはねーよな。あのおぼこ飲んだら、おぼこじゃなくて破壊神が降臨だよ。しかも死神太夫で、みんな地獄行きだからね。みんな帰って来れないからね。』と真面目に答える銀時に対して、ふふふっと笑う日輪。

『ふふふっじゃないからね。あんた見たでしょ。あの死神さんをよ・・。』と言いかけた時グサリッと頭に何かが突き刺さす。

『黙りんす。もうあんな事は、わっちはしない。あれは・・ぬしが!!』

『てめぇー!!俺が何したっていうんだ。銀さん、知らなかったんだし。お前があれだけで酔うなんて誰も予想がつくかっ!!』

『わっちだっ
て、知らぬでありんす!!だからぬしが飲まさなければよかったんじゃ!!』

『あーっ!!なんだと!!しかも、また同じ展開かよっ!!だからてめぇが・・。』

同じ事を繰り返して喧嘩する2人を見て、ふふふっと笑う日輪。と・・

『バカ天パどもは、私達の存在すら忘れているアルネ。あんな大人にはなりたくナイネ。』

『そうですねー。本当毎回毎回喧嘩してますね。』

鼻をほじる神楽に、お茶をそそる新八。

『黙れメガネ。てめぇは、ここで登場終わりネ。』

『えっー!!もっとあるでしょ!!ってかお願い出させてー!!』

『まあまあ、とりあえず新八君は出る番ないからさ。じゃあ、夕方頃にまたひのやにおいで。たくさんのご馳走とお酒準備しとくわね。』

『わかったアルネ。じゃあ、また来るネ。銀ちゃーん!!メガネ!!とりあえず帰るネ。』

神楽が銀時を呼ぶと
『ああっ。わかったよ。けぇーるぞ。おぼこっ!!今日は絶対に飲むんじゃねーぞ!!』
と机にある最後に残っていた団子を頬張る。

『わっちは・・絶対飲まないからな・・。』と決心する月詠であったが・・
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