BOOK・・
□今日はハロウィンでしたね。
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『トリック ア トリート。甘いのくれないとイタズラしちゃうぞ。』
銀時は、月詠の上に覆いかぶさりニコニコ笑っている。
『なんじゃ。銀時っ。もうハロウィンは昼間にやったではないか。さっさと家に帰りなんしっ。神楽が家で待っているぞ。』
月詠は、銀時の腕を掴みどかそうとするがビクリともしない。逆に、まだニコニコと笑っているだけだ。
『あれはあれだよ。月詠。1番甘いのもらってないから銀さんもらいにきたってわけ。だから月詠ちゃん。トリック ア トリート。』
『わっちは今甘いものなんて持っていないでありんすよ。』
きょとんとする月詠に、銀時ははぁーとため息を募らせこう言った。
『はぁー。お前だよ。お・ま・え。ってなわけではーい。時間切れ。イタズラしちゃいまーす。』
銀時は、月詠の首元に顔をうずめて、舌でつぅと首元をなぞる。
『銀時っ。ぬしはっ。・・もういい加減に・・。』と言いながらも、身体はその舌に身をゆだねていた。