BOOK・・

□猫と犬どちらが好き??
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『ねぇ、あんたは、猫と犬どっちが好きだい??』

そんな事を禿の頃、亀吉姉様に言われたのう・・。

ーーーーーわっちは、どっちを好きと選んだんじゃろ・・。

ひのやの壁に持たれていた月詠は、ふぅー。と煙を口から吹き出しそんな事を思い出していた。


ーーーーーーーーーー
『おい、どうすんだよ。これ。』

『はっ??どーすんのもこーすんのも、今は何も出来ねーだろ。俺前にも犬になったり、猫になったり・・。だけど、多串くんだけにはなりたくなかったわ。』

『それは、俺も同じだよ。ってかてめぇ、犬にも猫にもなった事あるのかよっ??どんだけ魂フワフワさせてんだっ??』

『あっ?天パだけにフワフワなんじゃねーの。こっちだってわかんねーよ。あー自分の体が恋しい。銀さん、こんなヤニ臭い体嫌でーす。』

『あっ?!ケンカ売ってんのかてめぇ。』

『おう。やんのかっ。多串くん。いやっ?あれー?俺っ?』

『こんな会話だけのやり取り疲れねーか。俺もとりあえずタバコ吸いたいんだけど。』

はぁ。とため息をつく2人がいる。
坂田銀時である人間は、目つきが鋭く。糖分ではなくタバコを欲し
ている。
一方、土方十四郎である人間は、死んだ魚の様な目つきで、こちらもタバコではなく糖分を欲している。

そうこの2人は、ダンプに跳ねられてしまいながらも五体は無事であったが、魂は外に飛び出し、入れ違いの身体に入ってしまったのだ。

『とりあえずお互いにの家に帰ってでも落ち着こうぜ。』

『そうだな。とりあえず自分の家に戻りますか。』
と夜の道を2人は、魂は別だが、互いの家に戻っていった。
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