BOOK・・

□猫と犬どちらが好き??
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『ったく、どーすればいいんだよ。こいつは・・。』と魂の土方は、体は銀時である手を見つめた。
昼間に、神楽や新八に急襲にわかった事がある。
ーーーーーそれは、体のこいつ・・銀時が給料未払いとはつくづく見下げ果てた野郎だって事だ。
わかってしまった以上ブラック企業である万事屋をどうにかしないと、この従業員達はよくよくすれば、しかばね状態になるのが目に見えてくる。
『仕方ねぇ。とりあえずお金作るとするかっ。』とまずはこいつの自宅にある万事屋に戻った。

『・・けど戻ったのはいいがタバコないのは、辛ねぇな。』とため息がついた。
魂は銀時である体は土方からタバコを奪おうとするが結局1本しか吸うことができず、しまいには『銀さんの体を、糖尿寸前&肺がんにしたくないので、これは没収しまーす。』ときたもんだ。ライターもマヨネーズ型だから、神楽や新八がまた変な感じで白い目で見られると理由をつけやがったから、何も言えなくなり、今に至るのだ。

『と、とにかくだ。この家に一つぐらいタバコっていうものがあるだろ。』とニコチンが切れ始め、イライラを抑えながらも机の中をガザカザと探し始めた。

1番上の引出しの中には、紙やらペンやら文房具
が入ってあり、こっちには何も入ってない。イライラが募っていく。2番目、3番目・・と探していくのだが、何も入っていない事に期待した俺がバカだったよな・・。としゃがみ込んで、深いため息が出そうになっていたのだが、3番目の引出しの上に何やら貼られている事に気づいた土方はそれを剥がしてみると・・キセルが見つかったのだ。


『なんで・・万事屋が・・?』と疑問に感じたがそんな事どうでもいい。
土方は急いで側に張ってあったきざみタバコを入れ、キセルを吸い、息を吐いた。

『ふぅ。なんとか平常心を取り戻したぜ。』と座いすに座り、思いっきり持たれてキセルをもう一度吸った。

ーーーーー『だが、なんでこんな高いの万事屋が持ってんだ。これって、『美恥』っていうもんだろ。さてはアイツ・・これを・・』なんて考えてはみたが、そんなの俺には関係ねぇよな。と思いつつ、キセルを眺めた。

キセルといえば・・
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