BOOK・・A
□アメノナカデ。
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俺は月詠にキスをした。
野獣の様に噛みつき、月詠の唇に俺のを当てる。
『んっ。・・ん。』
さらに、銀時は月詠の唇を開け自分の舌を絡ませる。まるで、貪る様に・・。
その一方、月詠は銀時の胸を叩き、必死に抵抗している。苦しいそうにもがいているが、顔を真っ赤に赤らめる月詠の表情を見て、銀時は唇を奪いながらもニヤリと口先が上がる。
ーーーーーーおいおいっ。短めなスカートに、今にも胸が見えそうなYシャツなんか着ちゃってよ。・・こんな姿してんのにおぼこみたいな表情しやがって・・。銀さんのドSが増す一方じゃねーか。と頭の片方では考えながらも久しぶりに感じた唇を堪能していく。
『あっ。んっ。・・いやぁ。』
いやらしい吐息と
いやらしい声・・音・・。
外では、冷たい雨が激しく、車のガラスを打つ。
それでも車の中では・・2人のその音が響いている。
銀時は、その音に
ーーーーーーやべぇ。止まらないわ。どうすんだよ。とストップをかけようとするが、何故か止めきれない。
どんどん優越感という、深みにはまっていく。
ーーーーーーもっと。もっと。こいつを・・。
2人がいる車のガラスは、白く雲らせていた。