BOOK・・A
□アメノナカデ。
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ーーーーーーわっちは、今銀時にキスをされているのか。
頭の思考が動き出したのは、銀時にキスされて数秒の所だった。
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今日は、立て続けていた民事事件に書類を整理するべく資料室に立て込んでいた。
『おいっ。お前こんな所にいたのか。もう、終電終わっちゃいましたよ。』
『あ、あっ・・。そうだったんじゃな。』
同期である銀時に、言われるまで気づかなかった月詠は時計を見て、そのまま作業を続けた。それを見た銀時は、頭の髪をクシャとかき、呆れていた。
『おいおいっ。妙に納得すんじゃねーよ。で、これからどうすんだよ。』
『そうじゃな・・。ここに泊まるとするかの。』
『お前こんな所で寝ると風邪でもひくぞ。ってか翌朝起きたら『あーわたしぃ。 腰が痛くて動けませーん。』なんていうのがオチなんだぞ。』
『わっちは、女みたいな事言わない??だいだいわっちは・・。』
『はいはい。いつものあれだよね。『わっちは、そんなに弱くはない。』だろ?いいんだよ。そういう事は。とりあえず今日は俺が送るからとりあえず俺の車に乗れ。』
と月詠をひょいと持
ち上げ、ジタバタ動く月詠を車に乗せた。その後に月詠のカバンを取りにいき、しぶしぶ座る月詠を確認し車を走らせた。