NARUTO

□歩み寄って
1ページ/2ページ



「好きだよ、ナルト」

『え、なっ、あ、か、カカシ先生っ、
も、そーゆーこと言うのやめろよな!!』


*****歩み寄って

真っ赤になって座り込んでしまった
ナルトの後ろ姿を見つめながらどうしようかと悩む

ナルトの家でご飯を食べた後、
ベットでくつろいでいたら
片付けをするナルトと目が合ったもんだから
気持ちを伝えてみたところ
へなへなとその場に座り込んでしまった


「なーると、
そんなとこに座ってないでこっちきなさいよ」

『なっ、なんで、』

なんで、って、
ナルトに触れていたいからだよ。
なんて言ったらもっと警戒されるかな、
なんて

ここはナルトの部屋だというのに
家主の方が床にちょこんと座っているという状況で
そんな姿さえ可愛いらしくて
今すぐ抱きしめたい衝動に駆られるんだけどさ。

ナルトと付き合い始めたのが数日前
あんなにもうるさかったナルトのこの変わりように
びっくりしていないわけもないけど、
ま、こんなナルトも可愛らしくて。

今までの女だったら、
呼ばなくても確かひっついてきてたよなー
なんて
顔も思い出せない女とのエピソードを
思い出そうとしてみた

ふと昔を思い出してみれば。
あれ、俺から寄っていくことなんてあったかな、
昔の自分に問いかけてみる
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ