NARUTO
□もう一人
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「なによ?」
『なんでもないってば…』
*****もう一人
ナルトの部屋のベットの上で
2人寝転がっていた
ナルトは上を向いていて、
カカシは愛読書を読んでいる
『ふふ…』
「だからなんなのよ」
何度も隣で意味もなく微笑まれて
カカシには理解できず
思わず眉間に皺を寄せた
『カカシ先生、』
「ん?」
『カカシ先生っ』
『カカシ先生、』
「言いたいことがあるならちゃんと言いなさい
気になって仕方ないでしょ」
『あーそっか』
なるほど、と納得して目を瞑った
言いたいことはただ一つ、
『カカシせんせー、隣にいてくれてありがとう』
名前を呼んだら返事が返ってきて
オレの傍にいてくれて、
小さい頃のオレ、お前も幸せになれるってばよ。