NARUTO

□オレの、使って
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『さっむ』

初めて恋人という関係で過ごす冬
カカシ先生の家で鍋をすることになり
買い出しに来た


『二人分だとこのくらいか?
あーもうわかんねぇ!!』

一人で買い出しなんてしたことないから
量とかよくわかんねぇ
取り敢えず適当に入れるってばよ

食材をぽいぽいかごに入れていたら
後ろから手を掴まれた



「なーると、そんなに食べるの?」

『ん?カカシ先生?任務は?』


そこには夕方まで任務のはずの
カカシ先生がいた


「早めに終わったよ。
ナルトに早く逢いたくて探しに来ちゃった」

『せんせー、よくそんな恥ずかしいこと言えるな』


「ま、ナルトよりは長く生きてるからね
こういう事も言えちゃうわけ。
それよりそれ貸して」


カカシ先生はかごを俺から取り上げて
手際よく食材を選んでいた

オレも口には出せないけど
思ってることはカカシ先生と同じ。
同じことを思えてるって、幸せだな




『あ』
また赤いマフラーだ

「ナルト?」


『ううん、なんでもないってばよ』

「じゃ、会計済ましたらすぐ帰るよ」



袋を一つずつ持って
隣同士で歩きながら
カカシ先生の家に向かった
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