■BracK?WhitE?

□合法友情
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side:bell



私は、走った。


だが、なかなか目的地には辿りつかない。


何度も足を止めようとした。


だが、私は足を止めることができなかった。


私が、弱虫の役立たずだからだろうか、そんなにワトソン君を失うのが怖いのだろうか。



人間不信に陥っていたなんて嘘みたいだ。




もう少しだけ・・・

人を信じるのもいいかもしれない。






















閻魔のアパートが見え、いつの間にか雨が止んでいた。


アパートの出口に何かが見え、駆け寄ってみる。


それは、それは・・・



「ワトソン君!???大丈夫??」


私は、ワトソン君の体を何度も揺すった。


「ワトソン君、、、ワトソン君・・・」


目から温かいものが流れていた。


私は、いつから他人のために涙を流すことができるようになったのだろうか。


やはり、私を変えてくれたのは・・・




「・・・うぇ・・・なぁ、ワトソン君・・・」



「・・・ベルさん・・・・」








君だったのだ。























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