■BracK?WhitE?
□無色
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僕たちは、いつもの集会会場についた。
その集会会場は、町の中でも裕福な人達が住む、マンションの一室だ。
僕は、ドアベルを押した。
「はい?ああ。貴方達ですか・・・遅いですよ。早くしてください。」
インターフォン越しに声が聞こえた。
「はは。ごめんなさい。」
ドアが開くと、黒髪の切れ目の青年が立っていた。
俗に言う、眉目秀麗な青年だ。
「すいません。曽良さん。ちょっといろいろあって・・・」
「僕のことを、曽良って呼ばないでください。
王様か壱と呼んでください。」
「はい。王様。」
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部屋に入ると、昼間会った太子さんがいた。
「おおっ!!やっと来た!!」
太子さんは、カレーを頬張っていた。
「あの、惨。僕の部屋がカレーくさくなるんでやめてください。」
「いいだろー別に」
「なぁ、集会はじめないのか。」
「あ。はい。obsequiousさん。
始めましょうか。」
僕たちは、部屋の中央にある。ソファーに座った。
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