■BracK?WhitE?
□紅い目の少年
1ページ/5ページ
「もしもし、芭蕉だよ。
アル君?どう?コンテー君は見つかった?」
「・・・いや、でも、賭博場にはいるんですよね。」
「うん。たぶんね。とりあえず、すぐ本部に連れて来て。
よろしく頼んだよ。アル君。」
「あ。あの・・・芭蕉さん。
ひとつ聞いてもいいですか・・・?」
.
.
.
僕は、賭博場に入った。
華やかに着飾った人々。
色々なところで光り輝く電飾。
酒と煙草の匂いが充満していて、目がチカチカする。
その中、とても目立つ人がいた。
「ははは。え。もうこんな時間。
やべっw あのアホ上司に怒られるww
やっぱ今日は、本部へ行かn・・・・・」
僕は、彼の襟首を掴む。
「さ、帰りますよ。コンテーさん。」
「ぎゃ。ごめん。ごめん。アル君。
芭蕉さんには言わないで。」
「芭蕉さんに頼まれてここに来ました。」
「まじかよ。まぁ、いっか。
今日持ってきたお金全部なくなったし。」
こんなところで、お金を使うなんてこの人は頭がおかしいのだろうか。
ギャンブルにお金を使うなんて馬鹿がすることだ。
「はい。」
空は、厚い雲が覆っており、とても薄暗い。
直に雨が降るだろう。
「どうした?アル?」
「あのコンテーさん、ひとつ聞いていいですか?
・
・
・
・
・ 」
・