わがまま私は愛されてますか?-カゲプロ夢セト甘〜激甘までちょいちょい入-

□初恋はセトです!
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部屋は真っ暗。

私、カノ、セトの順で床に座る。

後ろのソファでは呆れ顔のキド。

そして、

「きゃああああああああ!!」

私の悲鳴が響き渡る。

「うるさいな〜・・・。君は僕の耳を壊す気なの?」

カノは迷惑そうにそう言う。

私はカノの腕にしがみつき、顔を埋める。

怖い怖い怖い怖い!!!

ホラー怖い!!

最上級のビビリな私は、怖いのを克服しようと、三人を道連れにホラー映画をレンタルし、TVの前でクッションを抱えみていたのだ。

しかし、ホラーとはまともに見ると一週間はひとりで寝られない。

ご飯もまともに喉が通らない。

セトはおかしそうに喉仏を揺らして笑う。

カノはつり目の目を細め少し苦笑い気味で笑ってる。

私がしばらく顔を上げられず、カノの腕にしがみついたまま泣くのを我慢する。
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