わがまま私は愛されてますか?-カゲプロ夢セト甘〜激甘までちょいちょい入-
□うつ病でした
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「おはよ」
そう言って微笑むのはセト。
ここがどこなのか分からず、首をかしげる。
頭を動かしたとき、寝ているとき特有の髪の感触がした。
その途端なんだか首元がこそぐったく感じて、体を起こす。
「あぁ・・・まだ起きないほうがいいっすよ」
そう言って、セトは私の肩を優しくベッドに戻した。
現在の居場所を確認するように横を向いてみる。
すると、よくTVで見るような病院のドアが見えた。
本当にこんなドアなんだなんて感心してみたり・・。
反対側を見ると、カーテンで仕切られておりどうなっているかわからない。
「良かったっす。ちょうど今来たとこなんすよ」
あぁ・・・だからカーテンが開いていたのか。
部屋の外から来た風でカーテンがかすかに揺れる。
そして、素朴な質問をぶつける。
「私・・・どうして病院にいるの?」
「ん?倒れたんすよ。これから検査っす」
そう言うセトはいつもの笑顔だ。
私なんて興味ないからどうなってもいいってこと?
だから倒れたってその場にいただけという理由でここへ連れてきたの?
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