わがまま私は愛されてますか?-カゲプロ夢セト甘〜激甘までちょいちょい入-

□能力の発見
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「ほら・・・大丈夫っすよ」

「・・・・」

現在107と書かれた扉の前で私は立ち止まっていた。

あのあと、セトに連れられ戻ってきたのはいいが、入りづらい。

セトは大丈夫と言うが、やっぱり怖いものは怖い。

主にヒビヤが。

だって地味に口悪いもの!あの子!!

モモちゃんも常日ごろ手を焼いている。

「ただいまっす!」

あまりにも踏み出せない私を見兼ねたセトは勢い置く入っていく。

私は慌てて後をついていく。

セトが部屋の扉に手をかけたとき、私は大きな深呼吸をした。

そんな私をセトは笑うと、扉を開けた。

「セト・・・っ!マミは・・・」

マリーのそんな声が聞こえ、私はセトの後ろから顔だけを出す。

そんな私に気づいて、マリーは小走りで駆け寄ってきた。

セトがスっと体をどけると、マリーは私に抱きついてきた。

私よりずっと小さいのに、一生懸命背伸びをして、抱きしめてくる。

小さな体を震わせ、泣いている。

マリーの白い髪を優しく撫でる。
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