わがまま私は愛されてますか?-カゲプロ夢セト甘〜激甘までちょいちょい入-
□文乃への思い
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一体なんなんだこの女。
ココは私の家だ。
それを・・・私の不快領域に侵入してきているのが大変気に食わない。
それを見た兄が慌ててこっちにくる。
「いいんだよ。紗枝。これは真香のなんだ」
「どうしてよ!!いつも座ったらダメって言うくせに!!」
ヒステリックに叫ぶ女。
なんと滑稽な姿だろう。
女はミディアムヘアの髪を揺らし、目に涙を溜めていた。
鬱陶しくなった私は兄に一言断って部屋を出た。
少しして、兄が急いで追いかけてきた。
「ごめん。あの人は僕の付き合っている女性だよ」
そう説明する兄は幸せそうだ。
あんなと言ったら失礼だがすぐヒステリックになる女は手に余ると思うのだが。
まぁ幸せそうだし水を差すことでもないのだろう。
私は兄と久しぶりに日々のことを話しながら歩いた。
「ありがと」
少し歩いたあと、兄はアジトまで送ってくれた。
「大丈夫だよ。それじゃまたな。」
「うん。結婚するときは式に呼んでね」
私はからかうようにそう言うと、少し照れたように笑って兄は帰っていった。
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