二曲目
□桜色の頬
1ページ/3ページ
俺は今日のデートに備えて準備をしていた
そろそろ俺のご主人様が起きる時間やな…
はよ、準備せなあかん
ああ、もう昨日の晩しとけばよかったなぁ
「ともくんー!準備できたぁ?」
起きるどころかもう着替えも済んでた
部屋に入ってくるなり良太は眉を顰める
「ともくん……?それバッグになにいれてるん?」
良太は俺の隣に来て右から順に見て行った
縄、バイブ、ローター、手錠……
「ともくん何いれてんねん、お前!!」
俺の頭を引っ叩いてきた
「痛!何で叩くん!?俺が痛いの好きやから!?」
「それ堂々と言うことちゃうやろ、ラブホいく程の余裕はないし、行くつもりもないし、第一なんでともくんをそんな酷い目にあわせなあかんのや」
綺麗事にちょっとイラっときた
豚野郎くらい言えんのか
「良太、そんなこと言うとって心の底では俺のこと罵ってるんやろう?」
「なんでそんな歪んでるや…ってかともくん、今日の服可愛いな」
「や、やから!やめてや!そういうん!嫌いなんやって!ほんまに!虫唾が走るんや!」
「顔真っ赤やん、可愛すぎ」
頭まで撫でてきたし
なんで撫でるん、叩くもんやろ