小説1
□優しい掌
1ページ/5ページ
ごめんなさい ごめんなさい………
泣きながら何度も何度も謝る
もう目で見える縛られてるものは無いのに
なのに彼女はまだ苦しみ続けていて
その心に負った傷は一生消えることの無いだろう
だから思うんだ
過去は変えることはできない
だったら
未来を明るく染めてやりたいと
俺は泣きながら眠る彼女の手をそっと握った
この娘が少しでも安眠できるよう想いを込めて
-優しい掌-
→
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ