ドSな彼女 第3章

□じれったい二人
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くにっちside…


……んー。

朝……か?



横を向くと

サラサラな髪が

俺の腕に 広がってた。



うつぶせで

顔は反対側向いて 寝てる。


偶然、

腕枕してる 俺の

上向きになった手の平に


河合先生の 手が重なってる。





おおぉぉぉっ!!


朝から 堪んないシチュエーションっ//



「……んん。」って


くぐもった声がして



河合先生が 目を覚ました。





俺 咄嗟に寝たフリ。





手 どーするかな。



「……」


腕から伝わる感触で、

こっちを見たのがわかる。



ドキドキ//




また 反対側向いた感触。






……おぅぅっ//!




河合先生がっ……




重なった手を


握った……!!



……ドキドキドキドキ//



おっ俺のこと……

好きでいてくれてんだな。



ちょっと強く握ったり


繋いだまま

俺の人差し指を いじったり……



何てかわいい人なんだよっっ//!!



ニヤけるっ……

ニヤけるぜっっ////



しばらく


俺の手で遊ぶ

河合先生を 後ろから盗み見て……





今度は。



突然 声掛けたら……


どーするかな。。





強めに握ってきた時に

声を掛けた。


『おっおはようございます!』


ビクッ!!

って、肩を揺らして



慌てて 繋いだ手を離す 河合先生。



予想通りっ!

照れ臭いから

バレたくないんだろなっ。





「……おはよ。」


反対側向いたまま

ぶっきらぼうな 挨拶。



こっち向かないかなー。



「……今 起きたの?」

『はい。正確にはちょっと前ですけど……』


なーんちゃって。


さりげなく

「起きてました」アピールする俺。





「ち…ちょっと前…って?」

『え(笑)?』

「や、別にっ//……何でもないっ!」



『何すかっ(笑)……まぁ多分、河合先生よりは前に起きてましたけどね。』

「えっ?」



あ、こっちみた!





「ウソ!あたしのが先に……」

『ゴメンちょっと寝たフリしてまし…』

「はぁぁぁぁっ////!!」


グギッ!


『イデっ!』




いってぇよぉー……



無理矢理 ほっぺた押されて、

顔を反対側に向けられたよー!



しかも 押さえ続けてるし……。


『ちょっっ……やめて、下さ……ひ』

「なっ何でっ////寝たフリなんかサイテー!!」

『だって…ボクの手握ってくれたから嬉しくてつい……』

「はっ……////?!」


グキッ!!

『イデェェッ!!!』

「バッカじゃないのぉぉぉぉっ////!!」



……首 おかしくなった。。



河合先生は

布団被って またふて寝。




かわいー♪


こーいう河合先生が

堪んないぜっ//





けど……





首……首がっ……!



ハイリスクハイリターン過ぎるよぉぉぉぉぉ……!!
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