ドSな彼女 第3章

□ぐるぐるカーテン
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くにっちside…


『…本当にすみませんでした。』



深々と

頭を下げる俺。



ふっ… って、


短い溜め息が 聞こえた。





朝の学校。


陽射しが射し込む 会議室に



副校長と二人。



「真面目な林先生らしくないわ。

留学生たちほったらかして、遅くまで戻らないなんて。」


『はぃ…、、本当にご迷惑を…』



結局

生徒は 軽いヤケドで、


オオゴトにならずに済んだものの…



俺の素行は やっぱ引率者として

サイテーな訳で。。





『あの、これからは必ず…』

「どこに行ってたのかしら?」




…言えるわけない。




「…林先生?」

『…すみませんっ!』




頭を下げるしかできない 俺。




「…わかりました。」

『…ぇ?』




副校長は 立ち上がると




「今回の留学が終わるまで…



林先生は河合先生と 接触すべきではないわ。



理由はわかりますよね?」





はい。

って 声にならない声しか出ない


情けない俺。





「よろしくお願いしますね。」



って言って


会議室を出ていく 副校長。




はぁぁ…


何もかもお見通しかよぉぉぉぉ…。




接触禁止…

トーゼン か。




何やってんだよ 俺

教え子が怪我してるのも知らないで…





ホント 情けねー。。




とにかく

ちゃんとしよう。



俺は 教師だ!!





河合先生の事は…




今は 封印しなくちゃダメだ。
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