あつみな3 〜夢の河〜
□ヒミツの同棲生活6
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※微裏です
敦子side…
立ったままのキスが、深くなる……。
離れないまま、
ベッドに倒れ込んだ 南とあたし。
『……あっ//』
首筋を 舌でなぞられて
のけ反った時、
天井に向いた視線。
あの木目 覚えてる……
「……何見てるん?」
顔を覗き込んで訊く南に、
軽く 首を横に振った。
『……あとでっ』
「気になるやん。」
言いながら
ピンクのニットを たくしあげてる。
「ちょい起きて」
体を起こされて……
暗い窓に映る 南とあたしは
すっかりオトナだった。
ニットを脱がされて、
後ろから
あたしを抱き締める 南。
「鏡みたいやな。」
『やぁーだっ//』
窓に映るのが 恥ずかしくて、
でも……
南はあたしを掴まえて 離さなかった。
『ね…みなみっ……//』
「んー?」
首筋を舐めながら
ブラを外す南。
目を逸らしてたけど、
一瞬
窓を見たら……
自分じゃないみたいな姿が映ってた。
「……見たやろ、今。」
『みっ見てないっ//……っはぁ……あっ……』
「もっと見ててや……」
『やぁっ……』
「なんで?恥ずかしいん?」
『バカっ……へっ変態っ…//』
「そぉだよー?」
『あっあっ……みなっ……みなみっ……//』
「どしたん?」
『……んっ…ねぇっ……!!』
「……もぅダメなん?」
布団を握りしめて
堪えてるあたしに、
小さい子を あやすみたいに
南が囁いた。
「ずっと見ててな?」
『やっ…ヤダヤダっ//!』
「逸らしたら…やめちゃうぞ?敦子っ」
『いじわるしないでっ…みなみ…っ…//』
後ろから攻める南に
寄りかかった姿勢のまま、
振り返って 懇願。
「キスしてや」って 言われて、
夢中で 南の唇に吸いついた。
「イキたい?敦子」
優しい問いかけは
残酷な囁き。
「自分のイクとこ見てなきゃ、イカしてやんないぞっ。」
『ヤダッ!……お願いっ…みなみっ……』
「そんな顔してもダメや…」
『あぁっ!……もぅヤダっ……イキたいっ……このままっ……お願いっ!!』
「じゃあ見ろって!!」
強く言われた事と、
もぅ限界だった事。
あたしは真っ直ぐ
ガラス窓を見つめた。
『……あぁぁっ……みなみっ……もぅ…っ…』
南にもたれて
遠のく意識の中……
窓に映るあたしは
何だか 知らない人みたいで……
南に溺れる あたしは
すごく
綺麗だった。