ドSな彼女〜河合先生とくにっち〜

□河合先生とくにっち。
1ページ/4ページ

『ドSな彼女』

くにっちside…



あー!!残業終わらねぇぇぇ…。



今日は 河合先生に

晩ごはんを差し入れするって
約束してるのに……



どーすりゃいーのっ!





チラッ と時計を見上げると

8時近く。



河合先生怒ってるかなー。

もうさすがに何か食べてるかな……




くっそー…。



もぅ全部投げ出して

晩ごはん作りに行きてえっ!





〜♪〜♪




ん?ケータイ鳴ってる?

いーや、無視無視っ。



ひたすらパソコンと
にらめっこな 俺。




〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪



あ〜もぅっ!しつこいっ!!
この忙しい時に誰だよ〜……




仕方なく パソコンから目を離さないまま、


片手で カバンをゴソゴソやって

ケータイを取り出す。




ピッ♪




『はいー。』

「私死んじゃうから…(グズッ)」


ハッ!!


聞きなれた声に

心臓が跳ね上がる。



『えっ?かっ…河合先生?どっどうしました?!』

「『どうしました?!』じゃないっ!!お腹空きすぎて死んじゃうからねって言ってんの!」




『あぁっ!すっすみませんっ…実はボクまだ学校で…』

「はぁぁー?!晩ごはん作ってくれるって言ったじゃんっ!ウソつきー…!!」




(ピッ ツーツー)




『あっ…も もしもし?かか河合先生?!もしもし?もしもしぃぃぃぃぇぇぇぉぉぉ…!!』


……マジかよぉぉぉー。




って落ち込んでる場合じゃない!




残業をひとまず投げ出して

俺はスーパーへ走った。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ