ドSな彼女〜河合先生とくにっち〜
□朝の疑惑
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千穂side…
『…サドルが…ないっ…!』
ガバッ。
あ、夢か。
「ぶはっ…(笑)」
……ん?!
「おはよ。」
笹原先生!!
あっ!そうだったっ。
昨日あたし……
『おっ…おはようございます…!』
毛布に顔を半分だけ隠して先生を見る。
「ん?」
『……さっき何で笑ってたの…?』
「あぁ。寝言が斬新だったから…(笑)」
『え…あたし何て…?』
「知りたい?」
『…一応』
ドキドキしながら聞くあたしを見て、
先生はワザと得意そうな顔で言った。
「大した事じゃないよ…『忍くん愛してるー』って言ってただけ(笑)」
『ウソだっ//』
思わず詰め寄ったあたしに、
「…ウッソー(笑)。やっと顔出してくれた」
って、イタズラっぽく笑う先生。
キュン…て、なった。
『ひどいっ』
毛布を引っ張ろうとしたら、
抱き寄せられた。
あったかいな。。
「隠れんのダメだって(笑)」
じっと見つめ合った。
顔が 熱いよ。
「……」
先生があたしに
キスをする。
『…ん』
「…シャワー浴びたらまた河合さんの部屋寄らなきゃな。」
『あ…』
「そろそろ行こっか。」
『はぃ。』
起き上がろうとしたら、
ギュッって された。
『…先生?』
「たくさん一緒にいような。」
『はぃ……』
何も着てない先生の胸に、
顔をくっつけて。
気づかれないくらいにそっと、
唇をつけた。