あつみな〜小さな恋のものがたり〜
□危ない放課後
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南side…
日曜日のデートの終わり。
前田家の前まで敦子を送ったものの、なかなかバイバイが出来なくて。
もうすぐ敦子の門限になる頃……
『あ、じゃあ帰りまスね!』
「うん。……あ、」
モジモジする敦子。
『今日も楽しかったでス!』
「ぅん。」
『じゃ敦子、また明日でス!』
へっへっへ。
ワザと帰ろうとする高橋でス(笑)。
さぁ、どーする敦子。
「あ…」
『…ん?』
「…みなみ…えっと…何か忘れてない?」
『ん?忘れ物でスかぁ〜?なんやろ〜…』
「………わざとでしょ。」
ふくれっ面の敦子。
『え〜わからんって〜(笑)』
「…もぅいいよっ。」
あっ、ぷいって向こう向いちゃった。
『あつこぉ〜』
敦子の顔を下から覗き込む。
「……もう知らないからね…みなみのバ…」
……チュッ。
ってしたら、敦子が黙った。
「…ん。////」
『相変わらず素直じゃないでスね。敦子は(笑)』
「…ムカつくっ//」
『寂しくなく寝れまスか?』
「……寝れない。」
『えぇ〜!?何ででスか?チューしたのに。』
「……南は寂しくないの?」
『そりゃ寂しいでスけど…また明日学校で会えるし…』
「…それまでが寂しいのっ…////」
って言うと敦子は俯いたまま近づいてきて、
「もう1回っ」
って、おねだりした。
素直な敦子たまんないでス…!!