あつみな〜小さな恋のものがたり〜
□危ない放課後2
1ページ/4ページ
南side…
敦子の部屋に入ると、真っ先にベッドに目がいってしまった。
いかんいかんっ!
平常心でス!平常心……
気を紛らわそうと、その辺にあったスヌーピーのぬいぐるみを抱えてみた。
……敦子の匂いがしまス////
《優人の声》
「あっちゃんも待ってたりするかもじゃんかっ!」
……ハッ……!!
ダメでス南!惑わされたら!!
「お待たせ♪」
敦子が部屋に入ってきた。
平常心平常心……。
「はいっ!コーラ。」
『ありがとでス!』
喉カラッカラだったから、一気に飲み干しちゃいました。
『っぷはっ!敦子…このコーラ…味がちょっと違いませんか??』
「あぁ。何かちょっと違ったかも(笑)。ママが商店街で貰った景品だからさ。」
『ふーん。』
10分後……
敦子が友達の話を楽しそうにしてまス。
……その横で高橋南の体に、今までに体験したことのない異変が……。
「…でね、陽菜とみーちゃんでね、今度…って南?聞いてる?」
『か…顔が…熱い…でス…////』
「っ!?南っっ大丈夫??熱があるんじゃ…」
近寄ってオデコに手を当ててくる敦子。
良い匂いがしまス…。
「…よくわかんないな…体温計持ってくるね…」
そう言って立ち上がろうとする敦子の腕を掴んで引っ張る。
『いいよっっ』
「きゃっっ!南っ??」
まん丸な目で敦子がボクを見た。
『……せっかく二人なんだから…もっと近くに…来いよっ…』
わわわわわわ。
意識の内側で焦る自分。
でも衝動が止まらない……!
「…えっ?///み…みなみ…どうした…」
『うるせーよ…』
無理矢理キスすると、敦子は体を硬くした。