あつみな2〜大人への階段〜

□夏祭り♪2
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南side…


ホテルの部屋に


二人っきり。



「……ああっ!もぅ……」


『どーする?敦子っ。』


「……っ。」


『もぅしなくて良いんか?』


「……もぅ1回っ。」


『お願いすんなら、ちゃんと言わなきゃダメやなー。』


「……ズルい。」


『……じゃ、終わりなっ。』


「……お願いします。もぅ1回……してください。」


『ナハハハハ……仕方ないでスねー。』




…………違いまスよ?


只今 マリオカート対戦中でス!



「南どいてっ。邪魔っ!!」

『ヤだよ(笑)。』

「あぁっ!ぶつかっちゃうー!!」


『あははははっ(笑)敦子ヘタクソやなー!』


「……」


ドカッ!


『ああっ!ちょっっ蹴るの反則やっ!!』

「わーぃっ♪」

『ズルいぞっ敦子っ!』



結局、

反則した敦子に

負けたボク。


「はぁー……(笑)笑いすぎて苦しー。」


『(ゲホッゲホッ)……はー疲れた。ちょい休憩っ。』


ベッドに

大の字に 寝っころがった。




ベッドのボタンをいじって、


敦子が BGMを選んでる。



『……何習ってんだか。』


「……。」


聞こえないフリしてる


敦子。


浴衣の裾を ワザとめくったら、


「あ、ちょっとっ!」


って、 こっちを見た。



『コレ 部屋暗くしたり明るくしたり出来んの?』


「え……?」


敦子の隣に 寝そべって


ボタンを覗きこむ。


『照明どれ?』


「……。」


敦子が、


戸惑いつつ おしえてくれた。


部屋が 明るくなったり 暗くなったり……。




「南……」


敦子が、


ボクの肩に



アゴを乗せて 言った。



「……シャワー、浴びよっかな。」


『……ん。』


ベッドを降りる敦子。


『敦子っ!』


腕を掴んで、引き止めた。


『……浴衣、脱がしてやるっ。』


「へっ?あっ!」


帯を


乱暴に ほどいて


「あっ……ヤだっ//」


バッ!……って、


浴衣の前を 開いた。
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