あつみな2〜大人への階段〜

□桜の花びらたち
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南side…

『とっ答辞。在校生の皆さん、校長先生はじめ先生方……』



敦子の部屋に



二人きり。





卒業式で、

答辞を任されたボクは



1週間後の

卒業式に向けて……



練習中。



勉強机の椅子に座った敦子が


あーだこーだ


ダメ出ししてくれる。



『どっどうだった?』

「…………噛みすぎ(笑)」



『うぅ……』

「噛むのは『すべらない話』の時だけにして下さーい。」


『……はーい。噛むのは敦子の耳たぶだけにしま…痛っ!ちょっっ(笑)引っ掻くなっ!!』


「マジメにやって//」

『はーい。』




「……耳たぶ以外も噛むクセにっ//」


『…………えっ////』



「…んふふっ//」


甘い 会話。




椅子を降りて



隣にくっついてくる 敦子。



『どっどしたっ?』

「……噛まれに来たっ//」



『どっどこをっ//?』

「……色んなトコ////」



甘い 匂い。


ふにゃ って柔らかい敦子。





制服を着た敦子も、


もーすぐ 見れなくなるんやなー…。




「南ぃ……。」


『ん?』



キスの合間に……



「第2ボタン、ちょーだいねっ。」


『へへっ(笑)』

「……何で笑うの?」


『何か青春やなー…って思ってさ。』


「……何それっ。」



『敦子にも何か貰おっかな。』


「……あたしは全部あげたじゃん。」


『……ぜんぶ?』





「キスも……エッチも……ぜーんぶ、初めてをあげたもんっ////」



自分で言ったクセに


恥ずかしがって、



ギュウギュウくっつく敦子が




愛しくて……



堪らなかった。
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