ドSな彼女 第2章

□やっと気づいた事
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千穂side…

『おはようございまーす。』

久しぶりの学校。


『長い事お休みしてすみませんでした。』

校長先生と副校長先生に

あいさつ。

「もぅ大丈夫ですか?」


『はい。』


「良かったわ!」


「おはようございます。良かったですね」


『ご迷惑おかけしました。』


神山先生が一番大変だったよね。



「おはようございまーす。」


……ドキッ!


「あっ河合先生。今日から復活ですか?」


『えっ…あ…はぃ。。』


何か……林先生と、

上手く話せない。


「良かったですねー!あっそうだ神山先生っ。この前の……」


すぐに神山先生と話し始めた林先生を、

ボーっと見てた。


「……せいっ。河合先生っ!」


『…へっ?』


大原先生が

目の前にいた。


「ずっと呼んでたのに。大丈夫?まだ調子良くないの?」


『いえっ。すみません。』


……何だろ。


あたしまだ……どっか悪いのかな?



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昼休み。

あたしは理科準備室に行った。


コンコンッ


『失礼しまーす』

「どしたの?病み上がりの河合先生。」


『…その呼び方やめてくださいっ。……ちょっとお訊きしたい事があって……』


「なに?何か相談?」


『……まぁ。相談っていうか……質問です。』


「はい、どーぞ?」







『……何か』


「えっ?」


『変なんです。』


「何が(笑)?」


『あたし……』


「まぁね……あっ暴力反対っ。」


『……マジメに聴いて下さいっ。』


「ゴメンゴメン(笑)。で?」


『変なんです。。スゴく。』


「どーいう事が?」


……どーいう事が?

今日の 自分を振り返って、


ゆっくり 話した。


『声がするとドキッとしたり、


そこにいると気になって……



ずっと見ちゃうのに……』



窪内先生が、

じっと あたしを見た。




『目が……見れないんです。』


「うん。そうか……」



『……これは……何?』





「決まってるでしょ(笑) 」


窪内先生が

落ちこぼれの生徒を見るような眼差しで、



あたしを見て


言った。






「それは 恋だよ。」
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