秋葉原高校〜学パロ短編集〜
□敦子とにゃーちゃん
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敦子side…
『えぇっ?ネコ飼ったの?』
「そーなんでスよ。」
学校までの道のり。
少し前を
自転車で走る南。
いつもの登校時間。
「友達からもらってさ。まだ生まれてちょっとしか経ってなくて…」
『うわ〜見たいっ!』
「いーよ。放課後ウチくるか?」
『うんっ!』
わ〜い♪
楽しみ〜!
でも…
『えっ 名前は?』
「にゃーちゃんて言いまス」
『にゃーちゃん?南がつけたの?』
「そーや!」
『……何か「にゃんにゃん」みたいじゃない?』
「へっ??」
…陽菜を意識したワケじゃないよね?
「にゃーちゃん、ふわっふわでドジっ子でかっわいぃんでスよ〜♪」
『……ふーん。。』
何か…
陽菜の事言ってるみたいに聞こえる。。
「あ〜早く学校終わんないかな〜♪」
…まぁいーや、
考えすぎだよね?
〜〜〜〜〜〜〜〜
放課後
「敦子!ボクの部屋行っててや。」
『はーい。』
トントントントン…
南の部屋のドアを開ける。
「にゃ〜♪」
……!!
『にゃーちゃん…?』
「にゃ〜♪」
かっ…
『かわいー!!』
ふわふわ〜♪
カバンを投げ出して
にゃーちゃんをそっと抱っこ。
んー…いい匂い。。
『…にゃーちゃん〜。』
にゃ〜♪
カチャ…
「お待たせ〜。おっ!」
麦茶とお菓子持った南が
あたしの腕の中にいる
にゃーちゃんを覗きこむ。
「にゃーちゃん だだいま〜♪ヨシヨシ」
…む。
なーんか やっぱ。
「にゃーちゃ〜ん。うりうり♪」
『…ねぇ。』
「なんや?」
『…やっぱ 名前変えない?』
「んなっ?何でや?」
『…だって。。
もっとさ〜『にゃー』から離れない?』
にゃ〜♪
「…にゃ〜にゃ〜鳴いてるんやから『にゃーちゃん』でいーやん」
『…』
〜♪〜♪
南のケータイが鳴る。
「もしもし、あ、おぅ。
え?マジかぁ〜…」
Pi!
「敦子ごめ!ちょい学校戻るわ。」
『えっ?何でっ?』
「文化祭のさ、起案書直すとこがあったみたいでさ」
すぐ戻るから待ってて!
って、
にゃーちゃんナデナデしてから
部屋を出てく 南。
にゃ〜♪
『にゃーちゃん。』
こんなかわいーのに、
なんでだろ。
にゃーちゃんに
ヤキモチが止まんない。
『南はさ、南ってさ…』
にゃ〜?
『…にゃーちゃんの名前だって、、』
…にゃ〜??
『…一言くらい相談してくれてもいーのに、、南のばか。』