ドSな彼女〜河合先生とくにっち〜
□河合先生は彼女?
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千穂side…
『ちょっと!』
あたしは思いっきり不機嫌に声を掛けた。
「あい。。」
ショボーンとしないでよっ。
良いトシした男のクセにっ。
『変な受け答えしないで下さいっ。あたし林先生のカノジョになった覚えなんかありませんからっ!』
「すみません…」
はぁぁ〜…って
ワザとおっきく
溜め息をついてみたけど……
そう言えばあたし
この人に お願いがあったんだった。
『…ところで今夜なんだけどー…ビーフストロガノフ食べたいなー♪』
……ぜんっぜん聞こえてないし。
『あのっ…林先生?』
わかりやすく
しょげちゃってる 林先生。
……ちっ。しょーがねぇーなぁ。
こーいう時は…
『林先生っ♪』
シャツの袖をつまんで斜めに見上げると、ビクッてなるアイツ。
「ははははいっ//」
『ビーフストロガノフとかって〜…作ってくれたり〜♪』
「ははははいっ//喜んでっ」
『やったー!…じゃ、またこ・ん・や♪』
顔近づけて言ったら
固まっちゃった。
でももぅHR始まるし……
『さっ行きますよー♪』
今度は 真っ赤な顔して
ボーっとしてる林先生を置いて、
晩ごはんのメニューが
決まったあたしは
元気に教室に向かった。